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15年を共にした愛犬との思い出

私の愛犬は、私が小学校の時から飼いはじめ大学生になるまでを共に過ごしました。近所の家で子犬が産まれたので引き取ってきたのがその愛犬です。
私が小学生の時に家にやってきたときは、小さくて毛むくじゃらでコロコロとしていましたが、のびのびと育ち、母犬と父犬よりも大きく育ちました。雑種のオスでしたが、ゴールデンレトリバーのような凛々しい成犬になりました。
小学生から飼っていたその愛犬は、私にとって一緒に成長し色々な思い出を共有したかけがえのない存在です。

日々の少し嫌な出来事も愛犬といるとすべて帳消しになります。
雷が鳴った日には、愛犬は怖くていつも家の中に隠れようとします。鳴きながら暴れるのですが、そんな時には私が一緒にいて撫でてあげると落ち着いておとなしくなります。逆に地震が来たときは、私が怖くて慌ててしまうのですが、愛犬は地震なんてどこ吹く風といった感じで、いつも私に安心感を与えてくれました。
小心者ですが心優しい愛犬です。

小学生の時は、散歩に出かけるといつも勢いよく引っ張られてあまりの力強さに引きずられて膝をすりむいてしまうこともありました。が、年月が経つにつれて力強く引っ張られても引きずられることはなくなり、力強く引っ張られることもなくなりました。
大学生になり私は一人暮らしをしていましたが、ちょうど私が実家に帰った時に愛犬は亡くなりました。実家に帰った時には、もう何日も食事がとれていなかったのですが、散歩に行きたそうにしていたので、よたよたと歩きながら一緒に散歩をしました。

30分くらいかけて家の周りを半周しただけの散歩でしたが、また一緒に散歩しようと約束しました。ですが、その翌日の朝愛犬は亡くなっていました。まるで私が帰るのを待っていたかのようでした。
15年も生きれば犬にとっては大往生だと周りの人は言いますが、まだまだ一緒に居たかったです。また生まれ変わっても私の元に来てほしいと思っています。