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愛犬がシニア犬になった時のおもちゃ

愛犬におもちゃが必要なのは、色々な物に興味を持ちやすい仔犬や、元気に走り回る成犬の間だけと考える人もいるでしょう。しかし、犬用のおもちゃというのは、シニア犬と呼ばれる年齢になっても活用できるものです。

シニア犬になり、これまでのように活発に動き回らないようになってきたら、静かに過ごさせてあげる方が良いと考える人もいるでしょう。しかし、刺激がない日々を過ごすと脳が衰え、犬でも認知症のような状態となってしまうことがあります。そんな脳の衰えを防ぎたい、いつまでも元気でいて貰いたいという場合に使えるものが、頭を使うおもちゃです。

ある程度の年齢になると、おもちゃを噛んで引っ張ったり、振り回したりするなど活発な遊び方を好まなくなることは珍しくありません。そんなシニア犬でも、おもちゃの中からフードやおやつの匂いがすれば、おもちゃに興味を示し、噛んだり転がすなどの形で遊んでくれるでしょう。さらに、どうすればおやつが出るかを考え体を動かしていく行動は、脳を刺激することに繋がっていきます。日常的に頭を使って考える機会を作っておけば、犬が認知症になってしまうリスクを減らしていくことができるでしょう。

シニア犬に対し、おやつなどが入ったおもちゃを与えるメリットの一つが、視力の状態に関わらず遊べる機会を作れることです。犬も、年齢と共に視力が失われていくことが多く、目が見えにくくなると以前のように散歩を楽しめない状態となってしまうこともあるものです。ただ、視力が落ちたからといって、ただじっとしている状態になれば、気づかない間にストレスが溜まっていく可能性もあります。そんな視力が落ちた状態であっても、匂いによって興味をそそることができるおもちゃであれば遊ぶことができます。日常生活の中に楽しみがあれば、万が一目が見えなくなることがあったとしても、毎日を楽しく過ごせるようになるでしょう。そのため、愛犬にいつまでも元気でいて欲しい場合は、年齢に合ったおもちゃの活用を考えておくことがおすすめです。