私は愛犬(ラブラドールレトリバー)を室内で飼っています。
愛犬は、自宅で温室育ちのお坊ちゃまとして育ててしまっているので、とても甘ったれです。
家の中では常に愛犬は誰かにお世話をされている状態であり、私から見てもすこし「過保護ではないかな」と思うほどでした。
よって愛犬を鍛える、というかもっと自然の中で思いっきり暴れ回ってもらいたい、という親心が芽生えてきました。
よって、私は愛犬を週に一度、自宅から車で30分くらいの場所に設けられたドッグランへ連れていくことにしました。
ここで、思いっきり走り回ってたくましく成長してくれたら嬉しいな、と期待していました。
ドッグランには様々な犬がいましたが、わたしはそこで少し違和感を感じてしまったのです。
それは、飼い主同士が会話に夢中で、肝心の犬たちを自由に遊ばせていない光景が散見されたことです。
目の前にたくさんの遊び場があるのに、リードに繋がれて寂しそうにしている犬たちを見て私も寂しい気持ちになりました。
さらに、ショックなことにこの会話に夢中になっている飼い主さんたちは、自分の犬が他の犬と接触することを極端に嫌い他の犬が近づいて来ようものならあからさまに拒絶するのです。
このような経験をしたことから、私はある決心をしました。
それは、「私が愛犬専用のドッグランを作る」ということです。
うちは九州の田舎なのですが、自宅周辺の敷地は庭というよりもはや「雑木林」です。
この雑木林を愛犬専用のドッグランにするために次のことを行いました。
まずは草刈りを行い、愛犬が走りやすいような状態にしました。
そして、倒木や岩で丘や緩い坂道をつくって、愛犬が立体的に走り回り遊ぶことができるようにしました。
この、専用ドッグランは大変好評だったようで当時、愛犬は毎日のように遊んでくれました。
やはり犬にとって最も幸せなことは、自然豊かな広い敷地の中で自由に走り回らせることではないだろうか、と思いました。